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2000年版


2000.9.29

●岩波書店『IT2001 何が問題か』刊行

予定通り9月25日に標題の書籍が刊行された。500ページ近い大冊。
従来の一般向け書籍では十分に掘り下げられていないテーマを、かなり網羅的に、しかも多角的に採り上げたことで、深みのあるおもしろい本になっている。地味だから売れないかも知れないけど。
ドメイン問題や、消費者とEコマース、教育現場とインターネット、あるいは市民の政策参加等の面での可能性、なんていうところは読んでいてウウムとうなったり、膝をたたいたり。
岩波書店・担当者の岩永さんは仕事の段取りとかはちとナンだったかもだけど、企画力・執筆者の選定力では優れていたということだな。立派。

そうそう、今回は編集〜制作の仕切りをやりましたが、いや、つらかった。予算と求められるクォリティや工数のギャップがすごかったのよね。だから、今後はもっと小規模・短期な企画でないとおつきあいできなさそうだけど。今回みたいにヨソの仕事を端から断りながらだと、干上がっちゃう(^^ゞ
大幅に集稿・編集が遅れたので、不眠不休で作業を続けている間も「期日通りの出版は難しいだろう」と思っていたのだけど、大日本印刷の底力って感じです。

---[岩波書店担当者の声:リリースから]-----------
岩波書店編集部の岩永泰造と申します。今回は小社にて今月25日上梓いたします
『IT2001 なにが問題か』という本をご紹介します。

監修者に林紘一郎(慶應義塾大学メディアコミュニケーション研究所教授、国際大学
グローバル・コミュニケーション・センター特別研究員)・牧野二郎(インターネッ
ト弁護士協議会代表)・村井純(慶應義塾大学環境情報学部教授)を配して、われわ
れの生活や仕事の場に浸透し、いやおうなく進行しているIT革命とはなにか、なにを
引き起こそうとしているのか、どう解決できるのか。インフラ、教育、電子商取引、
メディア、市民生活などに即して多面的に取り上げ、第一線で活躍する執筆陣を結集
し、徹底検証した本となっています。多様・豊富な情報源へアクセス可能なCD-ROMも
添付しています。

これまで個別にはあつかわれていたテーマや、なかなか深化することのなかったIT
・インターネットに関する問題群に正面から取り組んだつもりです。一読していただ
き、なにかの形で取り上げていただければ幸甚です。

目次構成など詳細については
http://www.iwanami.co.jp/agora/2001/IT2001.html
をご覧ください。
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