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2001年版


2001.1.11

●ドレーク博士の方程式

「ドレーク博士の方程式」っていうのがあることは知っていた。改めて、どういうものか調べて見た。
「SETI@home」の日本語版サイト
http://www.vacia.is.tohoku.ac.jp/~s-yamane/articles/setiathome/home_japanese.html
で「SETIとはなにか」>「SETIについて」と進んでいくと問題の式がある。
http://www.vacia.is.tohoku.ac.jp/~s-yamane/articles/setiathome/about_seti/about_seti_2_jp.html
その式は「N = R × f(p) × n(e) × f(l) × f(i) × f(c) × L」。Nは「私達の銀河系で私達と交信可能な文明の数」だそうだ。
この式にどんな値を入れたらいいか? それについての考察がまたあった。
「S.ET.I. : Study of ET is Interesting !!」というサイト。
http://yukichi.cc.oita-u.ac.jp/project/project/index.html
ここの「S.ET.I.の教室」というコーナー
http://yukichi.cc.oita-u.ac.jp/project/prodir/drake.html
が詳細に解説している。
ここではどういう要素を加味して考えるかを説明するとともに、「楽観的な立場」「保守的な立場」「悲観的な立場」を紹介している。
そして「保守的な立場の数値」とされているものを代入していくと、「N=10×0.1×1×0.01×0.5×0.5×1,000,000」だそうで、この場合、Nの値は2,500になる。
銀河系の恒星の数は約2000億個というから、もしも“同時に存在しうる、互いに交信可能な文明の数”がこれなのだとすると、こういう文明が同時に存在する確率は1億分の1よりは大きいことになる。
わたしたちの銀河系の半径5万光年というエリアは、こうした文明同士がたまたま出会うことを期待するには、少しばかり広すぎるような気もする。
互いが互いを必死に捜して、この国のなかで誰かと誰かが出会える確率と同じぐらい、ってことじゃないだろうか。気長に頑張っても達成できるかどうか危ういぐらいの数字。
さて、これを「気合いを入れて、頑張んなきゃね」と思うか、「そんなの無理無理」と思うか。これって「コップに半分の水がある。あなたは“まだ半分ある”と思う? それとも“もう半分しかない”と思う?」って設問に似ているような気がする。

さて、ぼくはどっちだろう? あなたは?


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