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2001年版


2001.9.14

●キーボードに慣れる、パソコンに慣れる

パソコンを買ったばかりのとき、やはり苦痛なのはタイピングに時
間がかかることだろう。慣れるには使うしかない。ちょっと、昔を
思い出してみよう。
初めてワープロ専用機を使ったのは84年。大学在籍4年目だった。後
輩が持ち込んだNECの文豪シリーズで、このときは森田式キーボード
による変則的なローマ字入力。学祭で配布する予定のサークル誌を
編集していたので、原稿を端から入力した。これは効果が大きかっ
た。
大学を辞め、編集プロダクションでアルバイト、後にそのまま就職
したのが85年。パソコンとの出会いでもある。機種は後に国民機と
呼ばれたNECのPC9801シリーズ。
このときは、ワープロソフト「松」が使われていた。使いこなして
いる先輩社員を見て、使えるようになろうと決意したが、とても仕
事の合間に覚えられるとは思えなかった。だって、まず仕事を覚え
なきゃいけないんだもの。しかし、これは習熟しなければ、と、あ
る日、企画書の整理を命じられたのを機に、起動と終了だけを教
わって、後はマニュアル片手に徹夜。夕方6時から始めて、カコミや
ら罫線やらを使った企画書をプリントし終えたのは、みんなが出勤
してきた頃だった。
FEPは管理工学研究所の松茸。なぜかカナ入力に取り組んだ。
その年か、翌年か、最初のボーナスで購入したSIIの3行表示程度の
安いワープロ専用機を買った。EPSONの人気機種とまったく同じであ
りながら、OEMのためとブランド力のなさで安かったのだ。気づかな
かったが、型落ち直前だったために安かったという側面もあったか
もしれない。2週間ほど後には、同じ値段で画面が数倍にも大きく
なったから(このころから、こいつらを買うには諦めが必要だと慣
らされたのだろうな)。
変換方式が松茸とは違うし、機能キーも松と違う。こいつに慣れる
ためにやったのは、日記を付けること。手書きだったバンド用の歌
詞カードを入力し直すこと。企画書づくりもやった。入力に慣れる
という意味では日記が大きかったと思う。でも、ワープロの機能・
使い方を覚えるということでは、歌詞カードや企画書が大きかった。

その内、アルファベットの入力がしばしば必要になることからロー
マ字入力に転向。カナ入力は完全に忘れてしまった。
以後、松茸&松からATOK&一太郎に会社のワープロが変わり、中古
で98NOTEを買ったりするうちにワープロは知り合いのデザイナーに
あげてしまった。88年頃かな? このデザイナー、いまはMacDTPに
なっちゃったのだが、始まりはこの安物ワープロだったはず。わた
しもPowerMacの登場・会社への導入とともにMacへ転向(導入を主導
したのがわたしだった)。
Macを導入したとき、ほぼすべての作業を一気にPC98からMacに移行
した。両方並行して使っていると、Macを覚えるのに時間がかかると
判断したため。
でも、FEPはずっとATOK(^^ゞ

今も、新しいソフトや新しいマシンに早く慣れるためには「実際の
用途で使う」ことが一番だと思っている。早く完成させなければな
らないモノを作るのは必死でやるからね。
EXCELなんかの表計算を覚えたいなら、家計簿を自作してみるのも
いいかもしれない。わたしは伝票を作ってみたり、予算表や見積書、
台割など、仕事で必要になったものを端から作ってみた。
特に目的がない(パソコンや入力の習熟自体が目標)って場合は、
やっぱり日記かな。メールや掲示板への書き込みをこまめにやるの
もよさそう。知り合いとチャットをやるなんていうのも、ちょっと
慣れてきたら励みになるかも。

最近は、タイピング練習用ソフトなんてものがあるので、まず入力
に慣れるならこれがいいかもしれない。フリーウェアもいろいろあ
るし。

「窓の杜−−Windows用タイピング練習ソフト」
http://www.forest.impress.co.jp/typing.html
「林檎の杜−−Mac用タイピング練習ソフト(99年5月)」
http://www.forest.impress.co.jp/ringo/genre/199905.html

ホームポジションとか正しい指づかい、タッチタイピングには縁が
ないままだけど、必要な速さで打てれば、まあいいじゃん(^^ゞ


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