PageMasterの独白


PageMasterはフリーランスの編集屋です。'97年の春に、10年余りの編集プロダクション勤務を離れて、フリーとして独立したばかりです。

編集屋の仕事っていうのは、書籍や雑誌記事を、ライターやカメラマン、デザイナーたちと協力してつくっていくことです。
 といっても、「あれやって、これやって」と人に頼むだけではなく、自分で取材したり原稿を書くこともありますし、簡単なページレイアウト、DTPシステムのオペレーションをやることもあります。が、基本的には「餅は餅屋」の原則通り、専門家にお願いするのが(予算と時間に恵まれているときの)スタンスですね。

●今はパソコン関係というか、ネット関係というか、デジタルなからみのお仕事にかなり傾いています(>最近のお仕事)が、つい最近まで、特に専門分野というものはありませんでした。かつて、手がけたテーマを思い返されるままにざっと上げてみますと……

古代史(縄文〜古墳、とくに三内丸山遺跡、邪馬台国・ヒミコ)、健康(心身)、天文、パソコン(入門、とくに通信・ネットワーク、オンラインDB)、花火、アウトドア、魚類(分類・文化史、釣り)、鉄道、TVゲーム、きのこ、危機管理(個人の)、鳥類(生態)、映画史、気象、植物(文化史)、音楽(西洋音楽史、とくにルネサンス)、聖書、ラテン語(とくに聖書関連)、伝記物語、自然保護・環境問題(水、ゴミ、食、絶滅動物)、幼児教育・早期教育、マンガ、酒、料理(とくに酒肴)、日本語(カタカナ語・新語・語源)……。

 と、ご覧のように、これまでに手がけてきたテーマは、支離滅裂です。なんとかくくるとすると「およそ生活科学と言い得るものなら何でも」でしょうか。
 ボリュームも、大部の事典から単行本シリーズ、単発のムック、単発の単行本、雑誌の連載・特集、販促用パンフまでさまざまです。内容に関しても、かなり深くつっこんだものから、表面をかるくさらっと流しただけのものまでさまざまです。
 中身は、もう忘れちゃったものも少なくないですね(苦笑)。

●これは、かつて私の所属していた会社(およびグループ)の「何でも屋」的特質の現れでもあります。グループ各社は、大規模な企画を年間の核としながら、一方で実用書の編集を重要な収入源として回転しており、ほぼあらゆる形態の印刷媒体、企画〜取材〜原稿作成〜制作とあらゆる工程に(一貫してであれ、部分的にであれ)携わっていました。
 活版はほとんどありませんでしたが、写植とDTPが半々、てところでしたでしょうか。
 「何でも屋」状態は、厳しかったですが、いい勉強にもなりました。

●現在の興味は「労働手段としてのデジタルな環境」でしょうか。具体的には、オンラインネットワークの活用と家庭に埋もれた労働力の活用、ってな感じです。
このHomePageは、そんな意味での実験でもあります。

(97/09/23)


●99年の年頭から、仲間との共同事務所を借りました。

(98/01/14)


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