GOLDEN WEEK last night special


Windows98は誰にとって「買い」か その


●対象を初心者と中級者に絞って新機能の特徴を考える

さて、Windows98だ。

新機能をずらずら眺めると、やっぱオフィスでクライアントマシンとして使われる際の便利さを追求しているように見える。システム管理者が楽になりそうな部分が多いよね。彼らにとって大きな負担になっているであろう「よくわかってない社員たちの面倒を見る」部分では、手間が減りそうなこともいっぱいあるし。
でも、彼ら(システム管理者=パワーユーザー)の生態はよく知らない。だから、初心者・中級者って線で考えてみる。敢えて、ホームユーザーに視点を移す。私の身の丈で考えるのだ。

ホームユースに関係ありそうなWindows98の新機能を思い浮かべると……

  1. インターネットがデスクトップと統合・らくらくネットライフ(^◇^;)
    1. アクセスなしで、デスクトップに最新情報をゲット!(この理屈、よくわかんないけどローカルプロキシってようなものでしょうかね。それともキャッシュを利用しやすくしただけ?)
    2. マルチリンクでウチの回線も高速化(複数の回線があればだよね?(-_-))
    3. デスクトップにMSNとAOLが鎮座するぞ(^◇^;)
  2. NetMeetingでカンタンTV電話−−孫とおじいちゃんがWindows98でこんにちは
    1. 画面拡大ツールで老眼でも安心(^^)
  3. もうデフラグやスキャンディスクのタイミングを気にしなくていい
  4. IrDA(赤外線接続)ですっきりワイヤレス接続(で、なにとつなぐんだ。Windows98同士で端子があればファイルのやりとりができる、と。あ、これ、あんまり遅くないですよ。いいかも)
  5. マルチモニタでらくらくオーサリング(FAT32で巨大ファイルも使用可能−−ただし、表示する領域をマルチモニタで分けるためにはハードの拡張が必要みたいだな)
    1. Windowsスクリプティングでくり返し操作から解放−−−お役立ちスクリプト集つき−−−(くり返しがツライのは仕事の人だよね、きっと)
  6. Windows98マシンならサーバ立ち上げもできるぞ!(やらねえか、ふつう)

これ、初心者にとって恩恵といえるんだろうか? ちょっとちがうよね。やっぱ中級者だよ、これで恩恵を受けるのは。

しかし、MSの路線というのは、常に「ラジオ付きタイマー付き時計付き懐中電灯」みたいなとこありますね。アプリケーションでもそうだったけど、いっしょになっていると便利そうなよその機能を取り込んで多機能化して肥大していくの。で、バッテリーが保たなくなる(^◇^;)

こうやってまとめてみると、この層にとっては、Windows98の特徴って大きく分けて3つあるようだ。
ひとつは
ネットワークとの親和性の高さ。DOS/VにWindows98でサーバーが立ち上げられちゃう、みたいなこと。徹底してますね。MSとしては、もうNetscape憎しの一心でしょうか。ただ、パソコンがオールインワンなものになっていくんだったら当然の方向ですよね。
もひとつは
ユーティリティが充実してるってこと。Gatesさん、ユーティリティ市場まで吸収を狙ってるのかな。Nortonを買収しちゃおうとか?まさかね(^◇^;)
最後が
マルチメディア・オーサリングへの対応。これは当然、クリエイティブ系の市場の切り崩しですね。NTとの連合で果たそうってところでしょうか。NTやWindows95でこの手のことをやろうとしていたユーザーから要望が強かったのかも知れないですね。

初心者や中級者にとって大事なユーザーフレンドリーって言う点では要は2番目でしょうかね?
だけど、実は、ほんとの初心者は、ユーティリティなんか使わないじゃない。ネットワークとの親和性も、初心者に関係があるのはセッティングがさらに容易だって点ぐらいかな。やっぱり主に、このバージョンアップで恩恵を受けるのって中級者じゃないの? もっと突っ込んだことをやりたいって人に、門戸を開いたって言う感じ。


| 次へ | 前へ | ThinkWin98の目次へ |
|
MaCroSoft Homepageへ | Asahi-net Homepageへ |