医療事故、医療ミスに遭ったら役に立ちそうなWebサイトなどをメモしておく。
まずは証拠保全などを考える必要があるらしい。しかし、あまり患者が強硬にカルテの開示などを求めると、医師側が危機感を募らせカルテの改竄(かいざん)などの事態を引き起こしかねないという。したがって早期に弁護士に相談すべしというのが各方面の共通意見だ。証拠保全の必要があるかを相談し、必要とあれば弁護士からカルテの開示を求めさせた方がいいらしい。
弁護士との相談費用は、およそ30分5000円程度。正式に依頼をし、証拠保全を申し入れてもらうとなった場合、費用としては20万から30万円程度はかかるようだ。 基本的な段取りはこんな感じだろうか。 1.電話で相談できる窓口(下記のメディオやメコンなど)に連絡 状況を説明して、当面とるべき対策を教えてもらう。弁護士を依頼すべきだと思われるかどうかの意見を仰ぐ。 ★電話の前に、ポイントをまとめておくのを忘れずに。 2.「医療事故情報センター」か、各地の相談窓口へ相談する 医療事故情報センターの「各地の相談窓口連絡先一覧」で最寄りの医療問題弁護団などを調べることができる。 弁護士を紹介してもらう場合もここで紹介してもらう。 3.弁護士にアポイントメントを取る 弁護士には電話で相談に乗ってもらえるとは考えない方がよさそう。概要を説明して、まずは相談に乗って欲しい旨を伝えて予約を取り、30分から1時間程度の時間を確保してもらう。 4.弁護士に初回の相談 相談料は30分5000円ぐらいとのこと。 状況と疑問に思っている点を伝え、自分たちでできること、すべきことを聞き、今後、どのような進め方があり得るか(裁判だけでなく、弁護士を間に立てた示談交渉、裁判所を介しての調停などいくつかの方法がある)、どれがよいと思われるかなどのアドバイスを受ける。 この段階ではまだ正式な依頼ではない。正式な依頼の前に、場合によっては何度か相談しては病院と交渉するといったことのくり返しになることもあり得るだろう。 5.弁護士に依頼する 相談の結果、依頼の必要があるようなら正式に依頼したい旨を弁護士に伝える。 6.費用についてなどの不安がある場合 「法律扶助協会」に相談してみる。 「医療事故情報センター」では、弁護士との意思疎通がうまくいかない場合についての記述がある(ということは、それなりの確率で、弁護士が思うように動いてくれないようなこともあり得るということでもある)。その場合は、各地の弁護士団体へ相談するとともに、「医療事故情報センター」へも情報を寄せて欲しいとのこと。 ●基礎知識 「医療過誤」 http://www.hou-nattoku.com/iryoukago/iryou.php ●電話で相談できるところ 医療事故市民オンブズマン「メディオ」 http://homepage3.nifty.com/medio/ の「電話相談窓口」 http://homepage3.nifty.com/medio/medio-annai.htm ただし、弁護士などを紹介してもらうことはできない。 医療消費者ネットワーク「メコン」 http://homepage2.nifty.com/MECON/index.htm ここにも「苦情110番」という電話相談があるが、04年8月は残念ながらお休み。 ●電話相談の前に 「メディオ」のサイトに、電話相談を効率よく進めるために、相談の前にまとめておくべきポイントがまとめられている。逆に言うと、きちんと把握しておくべきポイントとも言えるだろう。 http://homepage3.nifty.com/medio/denwa/seiri.htm ●各種の相談 「法律扶助協会」 http://www.jlaa.or.jp/ 医療事故が専門なわけではないが、無料の法律相談や裁判費用の立て替えなどをしてくれる。 ●弁護士の紹介、各地の弁護士団体の紹介 「医療事故情報センター」 http://www3.ocn.ne.jp/~mmic/ 訴訟などについて直接相談に乗ってくれるわけではないが、さまざまな情報を集積/提供している。正会員は弁護士のみ。ここの会員になっている弁護士であれば、医療事故の相談/依頼にはうってつけであろう。 ●各種情報/リンク集 メコンのリンク集:「医療ミスの相談先」 http://homepage2.nifty.com/MECON/link/link01.htm ほかに「原告が医療裁判をするときに相談可能な専門家グループ」「医療被害者を支援する草の根市民団体」「いま元気な患者中心の市民団体」なども掲載 「医者にメス」ホームページ http://www4.airnet.ne.jp/abe/index.html ●メモ 「医事紛争処理委員会」という団体があるが、ここは医者にふりかかった紛争を収めるための団体らしい。間違って、ここに駆け込まないようにしたい。 ●経緯 すでに老齢にさしかかりつつある叔母が、不整脈などの症状があって診察を受けると、心臓に先天性の奇形が発見されたのは昨年のこと。 そのままでもすぐに生命に別状があるという性格の問題ではないが、より高齢になってからでは処置ができない可能性もある。将来の禍根を断つ目的で、念のための治療として簡単な手術を受けることを病院に勧められた。病院側のパンフによると成功率は90%以上。気が進まないという叔母に、私も治療を受けることを勧めた。 あれこれ段取りを整えてつい先週、8/6(金)にようやく入院。術前の検査など土日をはさんで8/9(月)に手術、火曜か水曜ぐらいには退院と、1週間足らずの予定であった。 ところが月曜、いざ手術が始まって間もなく、家族が病院に呼び寄せられた。病院側の説明によると、治療時の事故(と言われたかミスと言われたか、私には定かではない)によって心臓を傷つけてしまう事態となった。そのため大量出血を起こし、心筋梗塞のような症状を起こしてしまうことになったという。叔母はほぼ一昼夜以上にわたり、生死の境をさまようことになり、一時はこのまま帰らぬ人になるのか、あるいは助かっても障害が残るのではないかと周囲は気をもんだ。 容態は/10(火)にはほぼ安定、現在も叔父といとこたちが交替で病院に通っているが、今後、原因となった医療ミスについて病院とどう接したものか悩んでいる。 Posted: 木 - 8月 12, 2004 at 11:16 午前 |
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Total entries in this category: 24 Published On: 5 20, 2008 10:41 午後 |