よく噛む


よく噛むのはカラダにいいし、頭の働きもよくするなんて言われます。でも、それも程度問題でして、噛みすぎるとこんなことになる場合もある、というお話を。

私の父が「よく噛む」方面の人なんです。子どもの頃「一口20回噛むんだ」いや、50回だったか? なにしろそんなことを言われたことを覚えています。
何度も真似ようとしましたが、とても真似できませんでした。その回数になる前に勝手に飲み込まれちゃうんです。健康法なんかでは一口を100回とか200回ということもあるようですので、私にはとうていできません(^^;;

この父が、子どもの頃から噛み合わせがとてもよく、そのうえにこんな食べ方をしていたものだから、40代後半には歯が全部臼歯になってしまいました。すり減ったんです。
イチゴを食べると、周りの人間にプチプチと音が聞こえるんです。イチゴの種が噛み潰される音です。
50代では神経が露出しそうになったりして、かなり早くから食べるのが不自由になってしまいました。
いま、歯医者が「残存治療がよいのだ」とかで総入れ歯にしてくれないのだそうで、ほんの少しの歯を支えとした入れ歯をしています。その入れ歯がいまいち合わず、食事に無闇に時間がかかります。なんとも気の毒で、ときどき入れ歯を変えようよと勧めるのですが、いやいいんだと聞きません。
強く噛むと痛むらしく、あまり力を入れられないらしいのですが、されとともに、以前よりもっともっと噛んでいる節もあります。
あまりよく噛みすぎると、こうなることもある、というお話でした(^^;;

Posted: 土 - 11月 27, 2004 at 06:30 午後            


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