Mac OS
X+InDesign+OTF+PDFで実現したAOL文庫
上記記事にはひとつ残念な点がある。PDF版やFlash版を作成する際に、テキストエディットからInDesignへ、どのようにテキストデータを持って行ったのかがいまひとつ充分に説明されていない点だ。同記事では、下記のように記述されている。「作業は、まず青空文庫のテキストをテキストエディットで編集します。これに、漢字とInDesignのルビタグを埋め込んでいきます。この加工済みテキストをPDF用とFlash用にInDesignで組版します。」この説明では、どうも明解ではない。というのは、テキストエディットでヒラギノの異体字を使用したドキュメントを作成しても、それをInDesignにコピー&ペーストや配置すると、異体字が母字に戻ってしまうはずだからだ(これは、InDesignのフロントエンドがインポート時にS-JISで処理するため、とかとイサヤマ氏に教わったが、「フロントエンドってなに?」などと私に聞かないように)。ということは、InDesignタグ付きのテキストを書き出せるEGWORDなどを使用しない限りは、異体字の指定はInDesign上でしなければならないはずだ。ところが、上記の記述に続く部分を見ると、ことえりの漢字検索機能を使用しているような話が出てくる。これはInDesign上では使えない機能だ。InDesignでは異体字はIMから直接入力できず、InDesign固有の字形パレットを使用するしかないはずなのだ。実は、EGWORDを使用しているのを伏せているのか? それとも、異体字はコードで入力しているのか? 企業秘密に属する部分ということで、詳細を書かなかったのかもしれない(笑)また、Flash版を作成する際にはInDesign上でアウトライン化し、そのデータをIllustratorにペーストしてFlash形式で保存したそうな。アイディアはすばらしいかもしれない。AOL自身の紹介記事(http://www.jp.aol.com/entertainment/onlinebook.html)から入手できるサンプルファイルを見る限りでは充分なクオリティで読めるようだ。今後、こうした例が知られていくことで「できない」と思われていることが減って行くと嬉しいのだが。
Posted: 月 - 7月 14, 2003 at 12:19 午前