地域に残るレガシー環境


地域活動や学校関連の活動でもPCや携帯メールの出番は増えているのだけど、データのやりとりではまだまだ不便なこともある。
最近もカアチャンが、携帯メールは使えるけどPCは使ってないという人に「プリントアウトして持って行く」と言っていた。
三鷹ではないのだが、地域によっては学校なんかでもLANがないとかで、校内でのやりとりでデータを持ち歩いて渡すことがあるという。「これLANじゃなくてWANなんですよ、しかもWide Area Networkじゃなくて、Walkin Area Networkですねん」なんて話もある、とほほ。

仕事ではもう何年もでくわしていないFDもしっかり残っていて、半年か一年に一度ぐらい「フロッピーでどうの」という言葉を聞く。個人情報が関わるようなケースだと、メールでのやり取りには抵抗があるのだな、とわかったときもあった。その場合は暗号化した圧縮ファイルなんていう解決策もあるのだが、そんなものは存在さえ知らないということもあるんだろうと思う。
先日も、となりの小学校の先生から「はい」とFDを渡され、なにげなく受け取って帰って来てしまったのだが、数年前からウチにはFDを読み書きできる環境がない。これまではCD-RやUSBメモリでなんとかしていたのだ。
しゃーないからFD対応のカードリーダーでも買うかと思ったら、もうあんまりないんですね。あっても5000円以上もする。安いと無闇にでかい。
ひょっとしてひょっとすると、これが最後のFDとのおつき合いになるかもしれないのに、そんなもんを買うのはイヤだ。なにか手はないか。

と考えて気付いた。ネット喫茶か漫画喫茶でどうにかならんか。近所に一軒あるぞ。圧縮ソフトをダウンロードして暗号化&圧縮、Webメールで自分に送信。どや。
Windows用だと、フリーの圧縮ソフトでは、これなんか暗号化もできるぞ。

BunBackup
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se288018.html

あれ? 知り合いでFDが使える人を探せばいいのか?(^^;;

それにしても、これで気づいた点がふたつ。
1)地域などではビジネスユースよりも、ずっと後までレガシーな環境が残るってことがあるのかもしれない。そういえば、二小でもWindows98のマシンがPC室の半分ぐらいを占めていたような。
2)手軽に調達できる必要なレベル(つまり低いレベル)のセキュリティ技術は、フリーで提供されているものが少なくない。それを知らないためもあって、企業向けなどに宣伝されている高額かつ不必要に大げさなセキュリティ技術が導入されてしまう……ということは多いような気がする。これは、セキュリティには限らないか。

さて、誰かフロッピー使える人はいませんか?(^^)

Posted: 金 - 5月 5, 2006 at 01:54 午後            


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