MS Office系データのCMYK出力


思い出したのでメモ。
先月か、その前か、知人からMicorosoft Office系アプリ(WordだかExcelだかPowerPointだか、そこはわからん)で作ったデータの出力がうまくいかないというので相談された。

確か、こんな話だった。
「そのままPDFにすると、当然ながらRGBになってしまう。PDFに書き出すときにCMYKに変換することはできるのだが、そうするとテキストなどのスミベタ(K100)にしたいところが、RGBブラック(というのか? KにCMYが混ざってしまうのだ)になったり、K20などのスミアミにしたいグレ—部分がCMYの掛け合わせグレーになってしまう。ヘルプなどを見ても、どうすればいいかわからん」ということだったと思う。
知人は印刷会社の製版担当だか、製版会社勤務だか、そんなん。DTP歴だって何年かあって、そんなに短くない。

Acrobatは会社にあるという話だったので、「4とかだったらPhotoshopで墨版生成を最大とかにしたカラープロファイルを作って、それを適用してDistillerで変換できるし、6とかより上だったらAcrobatでもっと簡単に変換できたんじゃなかったかな、詳しくは毎コミの『現場で使えるPDF活用・入稿実践ガイド』に出てたはずだからそっちを見てくれ」とお返事。
今確認したら、pp.200からのpart 5 応用編の11「Officeデータを印刷用に最適化−リッチブラックを単色ブラックに変換」という項目が、どんぴしゃソノモノの項目なのである。

後日、「できたよ、感激!」とのご連絡。同書のご購入もいただいたとのこと。いやあ、よかったよかった。
そうそう「巻末のジョブオプション一覧は圧巻!」との感想もいただいた。なおうれしい。

自分が制作に関わった本が人の役に立ったという話を聞けるのは、やっぱりとてもうれしいのだ、という話でした。
あ、もちろん、宣伝のつもりもあるのだ(^^;; 役に立つから買ってね(^^)

Posted: 木 - 6月 21, 2007 at 10:21 午前            


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