Panasonic Lumix FZ-2発表。久しぶりにデジカメを考える


ビデオじゃなくて、デジカメの話になってしまった(^^;;
ひょっとすると、もう旧聞に属するのかも知れないけど、光学12倍ズームを持ち、手ぶれ補正機能を持つという、コンシューマ向け運動会ご用達デジカメ、FZ-1の後継機種、FZ-2が8/23に発売される。
実は、FZ-1の後継機種には期待していたのだ。

買い物的に結論を言っちゃうと、「秋の運動会や学芸会・文化祭・発表会用にカメラを探しているお父さんお母さんは、いまならFZ-1がメチャメチャいいお買い物だッ!」ってことになります。旧機種の方ね。

で、自分の話。FZ-1の話はもう少し後、「さて」以降と「だから」以降で出て来ます(^^;;
実は。しばらく前から、いまのデジカメ FinePix 600Zを買い替えたかった。
いま使っている600Zは、スナップの用には足りるが、いわゆるコンパクトカメラ用途にしかならない(まさにコンパクトカメラなんだけどね)。しかもレリーズが遅く、光学3倍ズームしか備えていないので、運動会や発表会ではいかにももの足りず、結局、銀塩のT-70(SIGMAの70-150mm専用になってる)だの、α3xi(28-80mm)だのを取り出すこともあった。でも、もう銀塩は正直言って面倒なのだ。仕事でもなければ使いたくない。いや、仕事だってデジカメで済ませたい。
そんなところへ、先日、600Zのメディアがおかしくなった。こいつ、SmartMediaなのだ。売っていないわけではないが、もう規格が変わっている。3.3Vになっている(うちのは古いから5Vの16MBが基本なのだ)。これだと32MBを認識しないわけではないのだが、なんか遅い。しかも、16MBだと取り寄せになるうえに値段が倍近くなるという。ばかばかしい話だ。
しょうがないので3.3V 32MBを買ってきたが、もう、買い替え時かなあ、と感じ入ってしまった(本当に、ビデオでベータを買わなかった以外はあらゆる規格でマイナーな方を選択しまくっているのかも、私。パソコンはNEC PC-98からMacだし、最初に買ったイミュレータはSoftWindowsで、事実上なくなっちゃった時期があったので、RealPC→VirtualPCと乗り換えているし。今後が怖いです(^^;;)

さて、それで今度買うなら、やっぱり運動会なんかにも使うからズーム優先。店員にも話を聞いて、FinePix S304か、問題のFZ-1か、なんて話をしていたのだ。
FZ-1は、運動会用途にはイチ押し、と私も思っていた。なんといってもFZ-1の手ぶれ補正機能がいい。12倍ズームって言ったら、ふつうは三脚や一脚のお世話になるしかないのだけど、こいつがあれば三脚はいらないかも、なのだ。これは期待値高い。200万画素だから、プリントアウトはせいぜいハガキ大(仕事で印刷用にするならまあ、その半分以下かな)という制約はあるけど、ふつう一般の人はその程度にプリントできれば充分じゃないですか。
実は実は、そういうときにしか使わないという知人に奨めたりもしていたぐらいだ。
しかし、いざ自分で買うとなると、どちらもイマイチ。FinePixは例によってレアなメディアだ。FZ-1は専用バッテリだし(やっぱ乾電池が使える方が、いざというときに安心だ)、宴会に大事な動画が撮れない。どちらも、日常使いや風景に大事な広角側が弱い。FZ-1は30mm相当だし、S304は38mmって標準よりも望遠側だし。

いや、運動会や発表会「だけ」なら、このどっちでもいいのだ。動画はビデオで撮るし、専用バッテリーなのは今も同じだし。なんつっても、今はSmartMediaで、しかもUSB接続さえできないんだからね。レリーズだって、どっちも0.2秒ぐらいだからウチのに比べれば激烈に高速だよ!

でも。でも、わたしは宴会や親戚と一緒のときの室内写真も撮りたいのだ。タマには取材用にも使えればそれに越したことはないし。さらにできれば、チョー簡単でいいからブツ撮りもしたい(これは標準レベルでいいのだけど。レンズの口径はちょっと大きいといいよなあ。FZ-1はこの点も合格)。

だから、FZ-1の後継機種には期待していたのだ。なにが変わったのだろう? えーと、カメラの基本性能に磨きをかけた、って感じですね。ほかは、動画は撮れる、ヨシ。レリーズは0.1秒だ! ヨシヨシ。しかし、電源は相変わらず専用バッテリーだ(泣)。ありゃ。広角側は35mmになっちゃってるやんけ(泣)。
ああ、まあ、しかし、「運動会や発表会だけ」ならば、これはメチャメチャおすすめな機種になったよね。広角はいらないだろうし。0.1秒が効いているなあ。画質はさらにアップしたようだから、趣味のスポーツ撮影とかにもとてもいいだろうなあ。
でもまあ、特に劇的に変わったとも思えないので、型落ちになったFZ-1が値崩れした瞬間=ここ1週間ほどを狙う方が賢い買い物かな。駆けっこの一瞬に何枚撮れるかっていうところ「だけ」の違いといってもいいと思うもの(FZ-1はヤフーオークションで3万円台の値をつけている。店頭在庫があれば、やはり3万円台終わりぐらいではないか。コンパクトカメラに毛の生えた値段だから悪くない選択だ。しかし、FZ-2は、アプリケーションに例えればFZ-1を無償アップグレードしてくれたっていい程度の違いのような気がする。ハードウェアにはそんなサービスはないが(^^;;)。

私は多分、コンパクトデジカメレベルのものに、1眼レフの使いよさを求めるからダメなんだよね。わかっているのだ。しかし、銀塩にできていたことは求めちゃうのだ!
デジタル1眼レフで、EOS Kissやα3xiレベルのが5万円台とかが早く出ないだろうか。知人のそっち方面の情報によると、年内に9万9000円ぐらい、5万円台なら、あと2年かなあだって。待ち遠しい。そんでもって、前からあるα3xiの28-80mmのレンズも使えたりしたら激烈にうれしい(無理だってば)。そうなったら飛びついちゃうのだがなあ(^^;;

で、どうしましょう。デジタル1眼レフにたどり着く前にもう1台買うのか? 今買ったら、2年後にまた買うのはもったいないしなあ。悩ましいのだ。
現行か型落ちのデジタル1眼レフ、中古で3万円台なら買ってもいいのだが(爆)
あ、あんなに本格的なのは、カアチャンには使えないではないか。ううむ。α3xiはカアチャンにも使えてよかったのだけどなあ(オートズームが余計だったが)。
早く、次世代コンシューマ向けデジタル1眼レフよ、登場してくれッ!

でも。やっぱり、FZ-2が発売されてFZ-1がさらに値崩れしたときにうまく見つけられたら買っちゃいそうだなあ……。それで5年ほどガマンする?

Posted: 水 - 8月 20, 2003 at 03:08 午前            


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