家庭での撮影あれこれ


まあ、気を取り直して(^^;;
ちょっと、遡ったところから「家庭での撮影の話」なんかしちゃう。

まず、わが家にあるPanasonic NV-DL1とはいつごろの機種なのか。
松下のサイトで調べてみた。1996年ぐらいらしい。うーむ。DV黎明期?

実は、わがカアチャンは電器屋さんのムスメである。

わが家に子どもたちが生まれたとき、
ジジババは「これからは孫の様子をビデオで見せて!」と
当然のご要望をお寄せくださった。

わたしは、そうゆうのはあまり好かない。
だって、編集者のサガとしては写真や映像を撮るというのは一大事なのである。
山のように撮影したフィルムの中から宝ものはごくわずかしか見つからない。
プロが撮ったってそうなのだから、素人の自分が撮るなら、1カットの写真を
モノにするためには36枚撮り1本をムダにするのだ。よいアングルを得るためなら
ツマミ出されてもイイから誰もが行かない前に出て行くのだ。大変で不経済なのだ。
レンズは、さすがにプロのように「標準のみ」なんてマネはできません。
それでアップを撮るって、どうすんのさ!
だから、そこそこの値段のズームでお茶を濁すのだ。悲しい。
しかもさらに、そうした成果を編集しないで人に見せるというのは恥である。
撮ったものは「素材」だ。しかも素人が撮った素材だ。使えるものは1割もない。

ま、こういう意気込みで撮影していた初期のわたしはカアチャンに罵倒されまくるのだ。
そりゃそうだよな。似たようなカットが何枚も何枚も続くのだ。
そんなの、「家族のスナップ」じゃないよ、と言われる。
うー。「編集前なんだから」っていうのは通用しない。
「そんなにスゴイのは撮らなくていいから、撮りすぎないこと」となる。
まあ、そうだ(あ、ビデオはこの点、事情が違うが、そこは後述)。
しかし、スゴイのなんて撮ろうと思っていないのだ。。「ふつうの」だよ、狙ってるのは。
ま、あの、編集前の写真を見られちゃうからイケナイって話もあるかもな。
写真が趣味の独身男性よ、結婚したら、小遣いでベタ焼きをつくり、選び抜いてから
カアチャンに見せるんだぞ。

Posted: 火 - 7月 1, 2003 at 01:44 午前            


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