ジェフ・ベック来日公演を観た


もう1週間以上もたってしまいましたが、7月15日のジェフ・ベック追加公演、同い年の友人&中1のムスメと見てきました。

JB(James Brownにあらず。Jeff Beckだよ)の公式サイト(EN)
http://www.jeffbeck.com/

外タレなんて、ここ数年のPFMとFOCUS以外は、15年ほど前に通りすがりにスティングを見ただけだったので、開演と同時に腰を抜かしました。

「こ、これがウワサのオープニングで総立ちか!」

曲が始まるとともに、あちこちで立つバカがいるので、それにうっかり誘われる人と、見えないから仕方なく立つ人があちこちに出て、結局は総立ち。なにも見えない。最初に立ち上がった連中は、きっと開演前から興奮しまくってたんだろうな(ちなみに、前述のPFMとかFOCUSなんかは25年ぶりの再結成とか再来日とかなんですけど、アンコールぐらいまで立つ人はいなかったような)。となりに座っている友人と、「もう感極まっちゃったのかよ、こーのソーロー野郎が」などと下品かつ自分を棚に上げた陰口を大声で叩いてました(大声じゃないと聞こえないのだ)。

二部構成なんですけど、なんと第二部でもソーローどもはこれをやりやがった。ぶち切れそうになりました。

しかし、一昨年の新譜(いまだにこれが最新アルバム)で、ジェフ・ベックがまだ健在で活動しているのを十年ぶりぐらいに知って大興奮し(過去記事参照)、今回も偶然公演を知って大興奮してこっそりチケットを買い、わくわくして見に行ったのですけど、この総立ち現象のおかげで一気に覚めましたな。
わたしも曲や音によって見たいときは立ちましたけど、幸い、私の後ろは通路だったので、あまり胸は痛まなかった。それより、通路の向こうで座ってみていられる人を羨望。

まあ、見えてもペットボトルのキャップのフィギュアよりは大きいか、ぐらいの大きさだったのですけど(これでもS席。事前予約って席はハズれが多いのかしら)。
それにしても、3曲ほど立ってると、腰に来ますな、歳か(とほほ)

で、私と友人はのうのうと浸って、それなりに「芸能生活40周年記念興行」を楽しんでたんだけど、ムスメは飽きてました(爆)
細部を聴き分ける耳はない、雰囲気だけの私ですが、やっぱちょっと残念でしたね。もっと「今のBeck」「明日のBeckの片鱗」を聞きたかったなあ。60歳を越した男に、それを求めるのは酷なのか?
デビュー40周年の懐メロてんこ盛り大サービス大会は、ソレなりに楽しいんだけどね。テンション低いつうか、緊張感がないよねー(それなのになぜ立つ? わしゃあれでは刺激に乏しくて立てんぞ)。キャリアの長い人は、選曲が難しいね。

今回の来日メンバーには、私の大好きなWet WillieのボーカルだったJimmy Hallが入ってまして。知ったときから「ええ〜っ、どうして〜? 合わねえだろ〜?」と思いましたが、やっぱりなんかおかしかったっす。「Goin' Down」(あ、これはヤらないと思ってたので、こんときは立ち上がって喜びたかった。勝手だ(^^;;)なんかはハマってるナンバーだとは思うんだけど、もう、もろにWet Willieで笑っちゃったよ(^^;; なんで南部のブギ男を同行するかね? Beckって、ひょっとして自分をブルース系だと思っているのか?(爆)
あ、でも、ちょろっとだけでもJimmy Hallのハープが聞けたのはモウケもんでした(^^;;

この次に観る機会があったら、もっと小さい会場で、もっとじっくり見たり聞いたり喜んだりしたいわ。ベックもジミー・ホールも(笑)
あと、いまどき9,000円は安いのかもしれないけど、アルバム3枚分以上の金を払うってのは、なんか釈然としないよね。つい舞い上がってチケット買っちゃったけど、高いっす、ライブって。

ソニーミュージック(JPN)のJBのページ
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/ES/JeffBeck/index.html
ウドー(JPN):今回の呼び屋のJBページ。昔はロック系外タレの呼び屋てーとここしかなかったよね。
http://www.udo.co.jp/artist/jeff/
EPIC(EN):最新アルバムがいきなり流れます。音量注意。
http://www.jeffbeckmusic.com/
Wet Willie公式サイト
http://www.ktb.net/~insync/wet_willie.html

Posted: 日 - 7月 24, 2005 at 03:37 午後            


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