dancemikami
若者が多数踊っているのが目を引く。数秒踊りを眺めていたオバサンや若い娘が、ひょい、と踊りの輪に入っていく。見よう見まねで踊りながら数メートルも進むウチに、もう周囲に溶け込んでいる。天晴れ。案内役のガイド三上(右の青いウチワの男性)に促されてわたしも挑戦してみたが、運痴の悲しさ、うまく踊れなかった。頭で覚えようとするからイカンといわれたってなあ(T^T)

stage
河内音頭は盆踊りに説教節の要素が入って「芸能」へと発展したものらしい。出演者たちはすべて河内から来ているという。出演者が後に進むに連れて、謡い出しの自己紹介や歌の概要説明が長くなっていくのが面白い。囃子方は三味線、ギター、太鼓に合いの手の面々。合いの手が入る場所がどこでどうやってわかるのかが不思議。ガイド三上によればキッカケとなるフレーズがあるというのだが、結局最後までわからなかった(最後の二曲はかぶりつきで聴いていたのに)。
全体の調子を決めるのは歌なのだが、演奏の方はどうも太鼓が中心で、しかも三味線もギターも全てインプロビゼーションというか、ちょっとした決まり事を踏まえていれば、後は何でもアリのアドリブのようだ。1人1曲で歌い手が変わっていくのだが、1曲は短くとも10分、長い曲は40分にも及んだ。

casseteT-shirtsvisitors
出店では生ビールが300〜500円。串焼きやモツ煮などのつまみ系から、定番の焼きソバ、たこ焼き、お好み焼き(韓国風なんてのもあったな)、杏アメに綿アメなどなど、全部で50店はあったろうか。入り口付近ではカセット、CD、Tシャツも売っている。会場を埋めているのは帰宅途中の会社員・OL、学生、年配者はもちろん、これからご出勤風の女性もいれば、浴衣姿の若者・親子連れも多い。
駅から会場までの道は風俗系の店も混じる歓楽街。親子連れや若い人たち抵抗ないのかな?なんて思ったら、どうも老若男女のほとんどが錦糸町界隈の住人らしい。駅までの帰路もほとんど混雑しない。

閉幕後の電車はまったく混雑していなかった。会場でも目に付いていた男性が同じ車内にいた。気合いの入った黒いハッピを来た壮年の男性で、ハッピの背には鮮やかな黄色で「愛好会」と大きな縫いとり。手に持ったボストンバッグにはきっとスーツが入っているのだろう。わたしたちと彼以外には、車中にはウチワを持った人も見られなかった。

帰途、ガイド三上の住む高円寺で途中下車し、渇いたノドをうるおす。阿波踊りの会場はこの辺だなどと聞きながら、「一年生」という居酒屋へ。常連が貼って行くらしいイベントなどのポスター・チラシを見ながら、「錦糸町界隈に住むのもいいなあ」などと歓談する。パソコンは仕事では使うが持っていないというガイド三上に、今週末に発売になるiMacを勧めて家路につく(^◇^;)


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