2000年版
2000.8.3
●あなたワープロってナニ使ってます?
(あるMLで「Mac用のワープロで、ルビが使えるのはどれ?」という質問が上がっていたのに応えたもの。消えてしまうのはもったいないから残しておく。
ちなみに、これを書いたときには知らなかったのだが、一太郎もタチの悪さではMS
Wordと五十歩百歩のようだ。これを私に教えてくれた人は、中村正三郎の『電脳騒乱節
第3巻』を読めと教えてくれた。)
日本語ワープロソフトなら、どれでもルビは使用できると考えていいと思います(80年代後半以来、ルビが打てない日本語ワープロの話を聞いたことがないので)。Wordも一太郎もルビは打てます。
例外として統合ソフトのワープロ機能があります。例えばクラリスワークスの4は、ルビ機能がありません(6はどうなんでしょうね?)。
ただしルビ機能はアプリケーションごとの独自機能になりますので、よその人とファイルのやりとりをする必要があるのなら、相手にも同じソフトを導入してもらうか、相手と同じソフトを導入するしかありません(細部までの互換性を考えると、verも揃える必要があるかもしれません)。
Mac用の市販ワープロだと、EGWORD、EGWORD Pure、Microsoft
Word、一太郎5、ORGAI、Nisus
Writerってのがそこそこ有名どころって感じです。MS
Wordと一太郎は重量級ですが、ほかのは結構軽めのようです。
しかし、MacでもWindowsでも、ルビ機能が強力なソフトというのはなかなかありません。後述のNisus
Compact以上のルビ機能をお求めなのだとすると、ひょっとするとプロ用のレイアウトソフトしか勝てるのはなかったりするかもしれません(ORGAIは期待できるかなあ)。
ルビ機能を使っているユーザーというのはあまり多くないようなので、tamuraさんがルビを利用することが多くて、その使い勝手を基準に市販のワープロを選ぼうとお考えなら、メーカーに直接(1)入力方法、(2)修正方法、(3)設定の自由度の3点を確認されることをオススメします。
方法を聞いて使いやすいかどうかを比較しましょうって言うことです。
以下、Webでちょっと調べてみた感想です。
ルビ機能が結構充実していてオススメなのが、フリーウェアのNisus
Compact。タダの割に、ルビの文字サイズが設定できて、ルビを振った熟語が行末にかかったときに母字(=おやじ。ルビを振る対象になる文字)ごと次行に送るかどうかも設定できます(試してみたところ、次行に送らない設定にすると変な表示になることがあります)。
起動も動作も軽いし、一般的なワープロ機能は一通り揃ってますからコストパフォーマンスで言ったら、勝てる市販ソフトはありません(^◇^;)
http://cgi.mercury-soft.com/cgi/mercury-soft.com/AindexJ.html
縦書きと原稿書きに強いことで有名なORGAIはカタログで見る限りルビの設定も充実してます。Nisus
Compactよりも設定しやすいかもしれません。入力しやすいかどうかは未体験につき不明。定価は19,800円。
体験版がWebにあります。データから見る限り結構軽いので一度お試しあれ。
http://www.systemsoft.co.jp/PRODUCTS/starboard/ORGAI30info.html
Windows版の一太郎は、校正(文章チェック)時に「難読字にルビを振る」という機能があるようです。この機能がMac版にもあればひょっとすると最強かな?
Mac版に同じ機能があるかどうかは、Webで調べた範囲ではわかりませんでした。
標準価格:58,000円 キャンペーン価格:12,800円(まだやってんのか?)
http://www.justsystem.co.jp/software/dt/taro-mac/index.html
http://www.justsystem.co.jp/support/faq/taro5_m/index01.html
テキストビューワーのT-Timeも「読みやすい日本語表示」を追求しているだけあって、なかなかの機能をもっていますので、検討する価値はあるかもです(ワープロほどではありませんが、そこそこの編集機能は持っています)。
確か、1万円もしない。体験版もあり。
http://www.voyager.co.jp/T-Time/
あとはシェアウェアでHanMac
Wordってのがあります。試してみましたが、ルビ機能はNisus
Compactには劣るものの、さらに軽い起動と動作がうれしいソフトです。ただしメニューは英語です。価格不明だけどきっと数千円程度。
http://www.hanmac.com/english-new/down/down-1st.htm
MS
WordとEGWORDおよびPureは気力が尽きて調べてないのでゼンゼン不明です。
が、MS
WORDはまるっきりオススメする気になれません。キライですねん。
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