2000年版
2000.7.21
●編集者の求職と求人
(某掲示板で「編集者の募集ってどうしてます?」みたいな質問へのres用に書いたものです。
しかし、例によって長くなってしまったので、こっちに全文を置いておきます)
わたしはフリー編集者ですが、数年前まで編集プロダクションの末端管理職も
してました。で、当時のことを思い返すと、募集方法はだいたい4パターンで
した。で、応募してくる側も、同じところ(特に1と4)を意識していたような気がします。
もちろん違う方法を採っている会社も個人もいっぱいいるとは思いますが。
1:朝日新聞、月曜の求人欄
経験者募集の主力でした。当時は定番と言われていました。
いつか転社したると考えている編集者のなかには「これがあるから朝日新聞がやめられない」と言っている人もいました。
最近は求人広告は見ていないのでよくわかりませんが、なんだか日曜と言っている求職側をBBS各所で見かけます。変わってきているのかも。
2:B-ingおよびデューダ
やはり経験者募集に使われていましたが、マスコミ特集などの号を狙ってい<たようです。見ている編集者がどれぐらいいるのかはよくわかりませんが。
異業種からの参入も歓迎するようなときに使っていたような気もします。
3:フロムA
力仕事系(あまりスキルのいらない単純作業)の募集で契約社員止まりが多かったような。
4:口コミ・紹介・引き抜き(スカウト)
実はこれが一番だと言われていたりもしました。「誰かいい若い人いない?」なんていうやつ。公募は一切しないなんていう版元さんもありますよね。
いい人に当たるかどうか、いい会社に当たるかどうかは、本人(採用担当者と
応募者)の眼力次第でしょうし、必要な人数あるいは収入なんかもいろいろで
しょうから、上記のどれがいいとは一概には言えませんが、求人も求職も販拡
営業も、いい仕事をする(いい本を作る)ことが一番だったりして。
良くも悪くも、類は友を呼ぶのでしょうから(^◇^;)
思い出しましたが、経験者=即戦力を採用するのは諦めていた時期もありまし
たね。プロダクションはいろんな版元さんとつきあいますので、変な癖が付い
ていないのが一番とか言って未経験者(ただし社会人の転職組)を狙ったので
す。基本的な社会人教育はよその会社で受けているぐらいで、編集者としての
イロハは入社してから覚えてもらおうという発想ですね。成功したかどうかは
神のみぞ知る、ですが、「一理あるな」と思ったのを覚えています。
あ、これを言うのを忘れてはいけない。
「新人を採ろうなんて思わないで、経験を積んだフリーと仕事をする方が良かったりすることもありますよ」
もちろん、いいフリーを探すのも大変かもしれませんが。
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