本日は添付ファイルの受け取り方、特に圧縮されたファイル(圧縮ファイル=ファイルに特殊な処理を施して、容量を小さくしたもの)の受け取り方についてです。
Outlook
Explorerで受信すると、こんな感じ(図1)ですよね?
クリップマークが出て(図の赤丸の部分)、そこをクリックすると添付ファイルの一覧が出てきます(図の青丸の部分)。
[図1 OutlookExpressの受信画面]
で、青丸のところにあるのが添付されてきたファイルです。一般的な圧縮形式なら、自動的に解凍されて、このメニューに表示されます。ここを選択すると、画像を見るためのソフトがインストールされていれば、添付されてきた画像ファイルが見られるはずです。
さて、もしもこれで見られないと言う場合は、OutlookExpressが圧縮ファイルを解凍できない(復元できない)ということになります。
その場合はOutlookExpressのメニューから「メッセージ」の「添付ファイルを保存」「クラリスメール
2.0 1.pct」を選んで下さい(図2)。
[図2 OutlookExpressの「添付ファイルを保存」]
これを選ぶと、ファイルを保存する場所を決めるためのダイアログボックスが現れますので、好きなところに保存します(ここではわかりやすく「デスクトップ」に保存します(図3)。
[図3 保存場所を決める]
保存できたら、この名前のファイルがデスクトップ上に現れているはずです。
OutlookExpressというソフトは見せてくれませんが、送られてきたファイルの「元の姿」は図4の左のアイコン(ここではSimpleTextのピクト画像ファイル)ですが、これが送信時には圧縮されて、右のアイコン(ここではStuffIt[スタッフイット]形式の圧縮ファイル)になっています。
[図4 圧縮前と後のアイコン]
ですから、このどちらかのアイコンの状態のファイルがデスクトップ上にあるはずです(ほかにもファイル形式はいろいろあり、アイコンはみんな違います。その辺についてはまた今度)。これが左のアイコンだったら、このファイルをダブルクリックするとSimpleTextが起動して、添付されてきた画像が見られるはずです。もしも右のアイコンだったら、ダブルクリックすると左のアイコンのファイルが現れるか、さもなければ、圧縮・解凍ソフトが起動してファイルリストを表示します(図5)。
[図5 圧縮・解凍ソフト「StuffIt」のファイルリスト(StuffIt
Deluxeの場合)]
ここで表示されたファイルから、必要なモノを選んで(今はひとつしかファイルがありませんが)ダブルクリックすると、ダイアログボックスが現れて「どこに解凍するか(ここでは「UnStuff」)」を聞いてきます(図6)。保存場所を選んで「UnStuff」をクリックすると、元のファイル(図4の左のアイコン)が現れるはずです。このとき、解凍ソフト(ここでは「StuffIt」)の設定によっては、ファイル名末尾の「.sit」とか「.pct」とかが変わらないかもしれません。その場合は「同名のファイルが既にあるが、入れ換えてもいいか」(つまり、解凍前のファイルはなくなるけれどもいいか、ということです)と聞いてきます。解凍前のファイルは普通いらないので「OK」を選択してもいいですし、念のためとっておきたいとか他の人にも送る可能性があるというようなときには、いったん「キャンセル」を選択して、もういちど解凍からやり直し、保存場所を別のフォルダに変えましょう。
[図6 StuffItの解凍ダイアログ]
圧縮されたファイルを解凍するには、もうひとつの方法があります。リストにあるファイルを目的の場所までドラッグ&ドロップしてやるのです。ファイルをクリックして選択したままマウスボタンを離さないでずるずると引きずるように目的の場所まで移動し、そこでマウスボタンを離すとファイルがそこに解凍されます(図7)。
[図7 StuffItから直接デスクトップに解凍する]
ファイルを解凍したり、ダイアログボックスを使って保存し直したりするとき、うっかりするとファイルがどこに行ったかわからなくなることがあります。そんなときは、検索機能を使って探し出して下さい。
どうですか? 納得いきました?
ではまた (@^^)/~~~