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2002年版


2002.2.17

●ジブリ美術館に行った

先日、子どもを連れてジブリ美術館に行った。
休日のチケットはもう全然取れないので、午後の授業のない日に、学校が終
わってから駆け込んだ。

ジブリ美術館は完全前売り制で、チケットはローソンでしか買えないみたい。
時刻が何通りかあって、そこから選んで申し込む。うちは2時からの回で、30分
以内に入場しないと、「入館できない場合があります」なんて恐ろしいことが
書いてあったな。でも、入れ替え制なワケではないから、入ったらずっといら
れる。
閉館は6時。中の飲食店(一軒だけだけど)は7時まで。近所には、バス停一つ
分ぐらい歩かないと飲食店はないので、夕飯をどうするかは考えておかないと
つらいかも。ま、三鷹駅前(無料バスで10分ぐらいかな)や、吉祥寺(バスで
停留所3つぐらい。子連れで歩いても20分かな?)まで出ればなんも問題ないけ
ど(三鷹駅前は、吉祥寺に比べればぜんぜんお店ないけど)。

おもしろい部屋がいろいろある。
アニメーターの部屋みたいなのがあって、仕事場を再現した展示があったり、
ひとつのアニメが生まれるまでを企画書・スケジュール表・コンテ・セル画な
どなどいろいろな実際に使われたものを展示して解説してあったり、アニメの
歴史がゾートロープから説き起こしてあったり(立体ゾートロープは必
見!)、美術館内で短編アニメを見せてくれるのだけど、そこの切符がまたア
ニメフィルムの端切れを使っててなかなか可愛かったり、みんなに見てもらい
たいものがいっぱいある。
でも、やっぱ、いちばんは屋上の「守り神」だね。

しかし、原則、館内撮影禁止なのだった。

ちょっと印象に残った(いい方でね)ことがあったので、書き留めておく。

2階におみやげやさん「マンマ・ユ−ト」がある。トレードマークは、ひげのオ
ヤジだ。全体に子どもが買い物するには高い。100円台の品物はステッカー×4
種、バッチ×3〜4種、棒つきあめ×2〜3種ってところ。しかも、子ども好みで
はない。マニア好み。

閉館の6時を迎える頃、ぼくはひとりでB1にいたの。さっきまでいっしょにいた
長女には、「最後に冒険しておいで」と言って、ひとりでエレベータに乗せた。
そしたら……
♪カランカラ〜ン、カランカラ〜ン
6時だ。

カアチャンも次女もAじき戻ってきた。でも、長女だけなかなか戻ってこない。
せまいのに、迷子になりやすそうに(つまり、とっても楽しく、わくわくでき
るように)できてるんだ、この美術館は。で、本当に迷子になって泣いていな
いか、探しに行きました。

2階でエレベータを降りたら、すぐそばに長女がいました。ボクを見たら途端に
涙がにじむ。
「おお、迷った? ごめんね、ひとりで行かせて」<親ばか?
なんて言いながらB1に戻ったら、話が違う。

長女は、ひとりで2階のおみやげ店。やっと品物を決めて、お財布の中を確認し
ていたら、閉館のベル!
ベルが鳴るとアナウンスが流れる。
「ただいまレジにお並びのお客様までとさせていただきます」
アナウンスを聞いて、「もう、買えない」、そう思っちゃった。
で、ええ、どうしようどうしよう、とウロウロしてたんだね。

ロッカーの近くまで来ながら、その辺の事情がわかったとき、すぐ近くに案内
のお姉さんがいました。オカアチャンが聞こえよがしに、「ええ? まだどう
にでもなるんじゃない?」これは、僕の発想になかった(^◇^;)
で、お姉さんに事情を説明。こんな経緯でがっかりして泣いてるんだけど、ア
メを買うと心は決まってるのだけど……とお話ししてみたら、「あ、まだだい
じょうぶですよ」とトランシーバー?でお店に連絡してくれて、長女とカア
チャンはふたりで再びお店へ。すでに入り口は閉じかけていたお店にも、話が
ちゃんと通っていて、無事、次女の分までアメを買って帰ってきました。

その間にも、ボクと次女は移動しなきゃいけなかったり、杓子定規なところも
ないじゃないけど、子どもたちのためなら融通を利かせてくれるところもあり
ます。
けっこう、好感を持ちましたよ、ぼくは。

いつか、また行こうと思う。短編映画、一本しか見てないしね(番組が3か月で
交互に代わる。10月ごろに新作も加わるらしい)


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